トミミョン(鯛鍋)
ヘムルジョンゴル(海鮮鍋)
ネンミョン(冷麺)
サムギョップサル(豚バラ焼)
サムセクトク
タンピョンチェ
シンソルロ
ヨンヤンパプ
キュアサン
テハチム
ファジョン＆オミジャファチェ
梨
韓国ビビン麺
写真：韓国宮中料理 神仙炉
■五味五色 金裕美の韓国料理あれこれ
韓国料理の特色は、五つの味と五つの色の食材を取り合わせ、栄養バランスがよいことにあります。いろいろな味といろいろな色の食材が、それぞれの栄養と味を補完し合い、おいしいハーモニーをかもし出して、身体によい食事を作り上げます。
韓国では食事は補薬といわれるように、身体の健康維持に欠かせない栄養補給をし、薬を補う役割を持っていると考えられているのです。食べる人の健康を考え、おいしく、しっかりとバランスよく栄養が摂られるように調理を工夫します。
食べる人はおいしければよいと思っているかも分かりませんが、作る人は、思いやりの愛情をたっぷりと入れているのですね。
そんなわけで韓国料理にまつわるいろいろなことを、とりとめもなくビビムパプのようにごちゃ混ぜに取り上げていきたいと思います。
野菜のおいしい国、韓国
韓国料理は、栄養バランスのよい美容健康食
韓国料理は焼肉のイメージからどうしても肉主体の料理のようなイメージをお持ちの方がまだいらっしゃると思います。最近はずいぶんと知られてくるようになりましたが、実は韓国は野菜主体の野菜天国なのです。
韓国料理の特色は、一言で表現すると、小見出しの通り、栄養バラスのよい美容健康食ですね。それは、焼肉を食べるときを見れば分かります。必ず野菜で包んで食べていますね。
肉と野菜をはじめ、五味五色のいろいろな食材を取り合わせ、陰と陽の調和を図ります。正反対の対極の関係にある素材をお互いが補い合う関係でバランスを図るのです。それこそが韓国料理の真髄なのです。
五味五色の食材とは、甘い、辛い、苦い、しょっぱい、酸っぱいと赤、黄、緑、白、黒色の食材のことです。季節や料理を作るときの素材や味付けの調味料などの組み合わせがいろいろと変化していきますが、調味料が薬念と呼ばれる国らしく、その基本は健康を願う気持ちなのですね。
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写真：韓国の市場の唐辛子店